和梨栽培で2年連続の試練。2025年・2026年と続いた水不足と長期の晴天が与えた影響

和梨栽培で2年連続の試練。2025年・2026年と続いた水不足と長期の晴天が与えた影響

こんにちは。FarmNozomi代表の齊藤です。

私たちは宮崎県で和梨を栽培しています。

2025年も厳しい気象条件でしたが、「来年はさすがに回復するだろう」と期待していました。

しかし、その期待は良い意味で裏切られることはありませんでした。

2026年も梅雨で毎日の雨からの20日以上の晴天が続き、和梨栽培にとって非常に厳しい一年となりました。

この記事では、実際に現場で感じたことや、樹への影響、今後必要だと感じた対策について紹介します。

目次

結論

2025年、2026年と続いた異常気象により、「雨が降ること」を前提とした栽培管理では限界が見えてきました。

これからの和梨栽培では、

  • 水の確保
  • 土壌の保水力向上
  • 高温対策

この3つが収穫量と品質を左右する重要なポイントになると感じています。

農家は簡単に出来ないと毎年感じる日々です。

FarmNozomi本格就農してからの受難

  • 2023年 黒点病
  • 2024年 カメムシ被害
  • 2025年 未肥大
  • 2026年 未肥大

解決策

  • 2023年 黒点病         梨園の徹底的な清掃で菌の除去
  • 2024年 カメムシ被害      農薬+虫を確保する罠生成
  • 2025年 未肥大         朝夕の散水
  • 2026年 未肥大         朝夕の散水 

2023年と2024年の対策は結果も確認出来ております。2025年は実が小さいままなのは対策出来ず未達です。2026年はそのことを踏まえて20日以上経過した現在、水やりを実施しておりますので来年にはご報告出来ると思います。

2026年も続いた水不足

例年であれば、適度に雨が降り、土壌にも十分な水分があります。

しかし2026年は、

  • まとまった雨がほとんど降らない
  • 20日以上ほぼ快晴
  • 猛暑日が連続

という非常に厳しい状況でした。

土の表面は毎日のように乾燥し、数センチ掘っただけでも水分がほとんど感じられませんでした。

なんなら、新女王を更新しても倒れて作り直しを繰り返している位に猛暑で大変です。

和梨への影響

水不足になると、和梨にはさまざまな影響が現れます。

果実の肥大不足

水分不足になると、果実は十分に大きくなれません。

販売できるサイズまで育たず、収量低下につながります。

2025年は10本以上の木はほぼ収穫できずに終わるという結末を迎えて収穫の喜びを感じる間もなく販売が終了しました。

樹へのストレス

葉から大量の水分が失われるため、樹は強いストレスを受けます。

その結果、

  • 樹勢の低下
  • 翌年の花芽への影響
  • 病害虫への抵抗力低下

など、今年だけではなく翌年以降にも影響が残る可能性があります。実際、私も秋月は徒長ばっかりして全く実がついてない木もありました。それが去年からの影響を受けているか分かりませんが私は就農したのは3年前ですが父の手伝いは20年以上してます。その中でもここまで成績が振るわないのは初めてです。

日焼け果の増加

強い直射日光が長時間続くことで、果実表面が高温になります。

見た目が悪くなるだけでなく、商品価値が下がる原因になります。

和梨はシャキシャキが重要!FarmNozomiでは新鮮な和梨を届けるためにその日に収穫したものを都城市に配達して販売させて頂いております。都城市の宮丸商店様とふくろうの会様で販売させて頂いていますので是非お立ち寄りください。

宮崎県の高原町に梨園はありますので高原町では直売もさせて頂いています。

「雨頼み」の栽培は難しい時代へ

昔は

「そのうち雨が降るだろう」

という考えでも対応できたかもしれません。

しかし近年は、

  • ゲリラ豪雨
  • 長期間の少雨
  • 猛暑

など極端な気象が増えています。

雨が降る日と降らない日の差が大きくなり、以前の経験だけでは対応が難しくなってきました。

天候すらも考えて栽培が必須になる時代。

FarmNozomiが今後考えている対策

今回の経験から、今後は水を確保する仕組みづくりが必要だと考えています。

現在検討・実施しているものは、

  • 点滴灌水の導入
  • 用水路からの送水
  • ソーラーパネルを活用したオフグリッド散水システム
  • 土壌改良による保水力向上
  • 樹勢を落とさない施肥管理

です。

天候を変えることはできません。しかし、水を管理することはできます。

そこで何としてもIOTの活用をしたいと思いました。

気候変動に合わせて栽培方法も変える

農業は自然相手です。

そのため天候を受け入れることも大切ですが、それだけでは安定した収穫は難しくなっています。

異常気象が毎年のように続くのであれば、

「昔からこうしてきた」

ではなく、

「今の気候に合わせて栽培を変える」という考え方が必要なのかもしれません。

今回の対策

今回は自動散水システムの構築は間に合いあませんでした。更に和梨園の場合は定期的な草刈りと耕運が必要なのでチューブなどは難しいので和梨では自動などではなく、塩ビで組み合わせて楽に散水していこうと思います。


【送料無料】パイプスパッとカッター

ちょっとしたDIYには最適です。私は養殖のろ過装置の自作をした際に買いました。塩ビならあっという間に切れます。

塩ビと継ぎ手を組み合わせてホースにつないで水やりをします。

頻繁な訳では無いのでホースに穴を空けたくなくて塩ビを採用しました。意外にホースは高いんです、、、、

塩ビがVP13が汎用性高くてホースに無理やり突っ込めるサイズです。サイズ間違えをしないように。

まとめ

2025年、2026年と続いた水不足と長期間の晴天は、和梨栽培の難しさを改めて実感する出来事でした。

気候変動は避けられませんが、その中でも収穫量や品質を維持するためには、栽培方法を少しずつ見直していく必要があります。

FarmNozomiでも、水の確保やIoTを活用した灌水設備など、新しい取り組みに挑戦しています。今年は和梨の水やりもするので収量に影響が出るかまた報告させていただきます。

これからも実際に試した結果を、このブログで発信していきますので、和梨栽培をされている方やこれから始めたい方の参考になれば幸いです。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

syotaのアバター syota 代表

宮崎県高原町で整骨院を10年経営。
整骨院を経営しながら祖父と父から農地を引き継ぎ、養蜂と果樹に日々奮闘中!!現在は果物加工と農地拡大を目標に頑張っています。

コメント

コメントする

目次