こんにちは。
FarmNozomi代表の齊藤です。
養蜂をしていると、一度は耳にする植物がハリエンジュ(ニセアカシア)です。
「アカシア蜂蜜」の名前は知っていても、実際にはどんな木なのか知らない方も多いでしょう。
今回は、養蜂家の立場からハリエンジュについて紹介します。
結論
ハリエンジュは、日本を代表する蜜源植物ですが、現在では外来種として生態系への影響も指摘されています。
養蜂家にとっては非常にありがたい木ですが、自然環境とのバランスを考える必要があります。ってよく耳にしますが実は今回、机上の空論だけでは分からない事も含めてお話したいと思います。
ハリエンジュとは?
- 学名:Robinia pseudoacacia
- 北アメリカ原産
- 日本へは1873年頃に導入
- マメ科の落葉高木
- 樹高20〜25mほど
- 初夏(5〜6月)に白い花を大量に咲かせる
※アカシア蜜=ニセアカシアの木が採蜜します。
アカシアはお店にも売っていますが我々、養蜂家の求めるニセアカシアはハリエンジュのみです。
ミモザなどは蜜源になりません。
なぜ養蜂家に人気なのか
最大の理由は
大量の蜜が採れるからです。
花数が非常に多く、一斉に咲くため、条件が良い年には短期間で大量の蜂蜜を集められます。
「アカシア蜂蜜」として販売されている蜂蜜の多くは、このハリエンジュから採れたものです。
ミモザなど品種違いは蜜源植物ではございません。
ハリエンジュ蜂蜜の特徴
- 色が非常に透明
- 香りが優しい
- クセが少ない
- 上品な甘さ
- 結晶化しにくい
そのため、日本でも人気の高い蜂蜜として知られています。
FarmNozomiは百花蜜として販売しています。
FarmNozomiは宮崎県なのでニセアカシアの木を見た事はございません。
FarmNozomiの蜂蜜は正に百花蜜です。和梨の花、菜種、レンゲ、クローバー、周りが自然に囲まれて花だらけの環境で採蜜しています。





問題点について
ハリエンジュは繁殖力が非常に強く、
- 河川敷
- 山林
- 空き地
などへ広がりやすい植物です。
根から新しい芽を出すため、一度広がると駆除が難しく、在来植物との競合や土壌環境の変化が問題視されています。
根分けで増殖するらしい。ちなみに私はハリエンジュが欲しくて様々な所を見て回りましたが残念ながら一度も確認する事は出来ませんでした。
養蜂家として思うこと
私は養蜂家としてハリエンジュを植樹したいと思っています。
一方で、自然環境への影響も理解しています。
「蜜源植物だから良い」「外来種だから悪い」と単純に考えるのではなく、それぞれの役割を理解しながら付き合っていくことが大切だと感じています。
FarmNozomiとニセアカシアの木
FarmNozomiでは今まで菜の花やレンゲ、果樹の花などをメインに採蜜してきました。私が養蜂家になってからは柑橘の木やブルーベリーなど更に果樹や花を植えるように心がけています。理由としては今年(令和8年)のような異常な気温による西洋ミツバチの群崩壊など様々な要因で蜂が減ってきています。それを防げるわけではありませんが餌切れ等を起こさないようにしたりして群の維持に努めて、良質な蜜を採ることによってこれからも養蜂家として頑張っていこうと思います。
ニセアカシアの木はメルカリや楽天で入手困難だったため

種から植えました。日当たりも悪くないけど繁殖力がエグイっていう割には非常にちゃっちくて大きくなるか心配です。
ちなみにメルカリで販売されたら全て1時間以内で完売でした。
その時の販売している方にDMを送ったら非常に丁寧な言葉を頂いたのご紹介します。
「メルカリで現在ニセアカシアの類似(偽物)が出回っていますのでご注意してください」という情報を頂き無駄金を使わなくてすみました。
偽物の名前は「ナガエコミカンソウ」


似てるんですよね。見抜くポイントは繁殖方法が違います。
種が落ちて勝手に増えました×
こんな増え方は基本しません。
なぜならニセアカシアの種はめっちゃ硬いから。90度の熱湯につけてから私も発芽させてます。
種増殖の場合は種を動物が食べて胃液などで殻が割れて繁殖という流れですが私も種から育てたけど画像の通りひょろひょろなので自然繁殖は厳しいと思います。
大きくなった木が根で増えるが最も説得力があると私は経験を踏まえて思います。
皆様も偽物購入にはお気を付けください。
まとめ
ハリエンジュは、
- 日本有数の蜜源植物
- アカシア蜂蜜の代表的な蜜源
- 花が美しく香りも良い
- 一方で繁殖力が強い外来植物
- 入手が難しい
- 偽物が流通している
という特徴があります。
養蜂家にとっては欠かせない存在ですが、自然との共生について考えるきっかけになる植物でもあります。

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