FarmNozomi代表の齊藤です。
ここ半年ほど、私は毎日のようにChatGPTへ農業の相談をしています。
- ブルーベリーの育成方法
- 既存事業の効率化
- 和梨の育成など
様々な問いかけをして来ました。
「AIが農家の仕事を奪う」
「これからはAIの時代」
そんな話をよく耳にしますが、実際に使い続けて感じた結論は少し違いました。
結論
AIは農家の代わりにはなれません。
しかし、優秀な相談相手にはなれます。
現場で作業するのは人間ですし、最終的な判断も経験を積んだ農家自身が行う必要があります。
一方で、「原因を一緒に考える」「見落としを減らす」という点では、想像以上に役立っています。
- アイデアの一端を担う
- 3Dプリンターのように画像で作成しイメージ創造出来る
- 自分に知らない知識をつけれる
私がAIへ相談した内容
半年間で相談した内容はかなり幅広くあります。
- ブルーベリーの土づくり
- pH管理
- 品種選び
- 挿し木
- 病害虫
- 肥料の配合
- ホンモロコ養殖
- ミツバチ管理
- 加工品づくり
- ホームページ運営
- SEO対策
- 補助金
- 投資
- 経営
農業だけではありません。
経営まで含めると、ほぼ毎日何かを相談しています。
- ブルーベリーの土づくり (基本を習い役立った(PHが酸性という特殊土壌))(◎)
- pH管理 (役立った)(◎)
- 品種選び (概ね成功)(◎)
- 挿し木 (思ったより成功しなかった)(△)
- 病害虫 (農薬の情報が欲しいけど明言せず)(△)
- 肥料の配合 (実務よりではない)(△)
- ホンモロコ養殖 (出口戦略に関しても思った回答と違い微妙)(△)
- ミツバチ管理 (現場向きではない)(△)
- 加工品づくり (アイデアはOK)(○)
- ホームページ運営 (最高)(画像作成、SEO、メタどれも良い!時間短縮)(◎)
- SEO対策 (ブログ制作が楽)(◎)
- 補助金 (補助金に限らず法務局資料など作成には中途半端)(×)(注意必須)
- 投資 (自分のポートフォリオ整理に役立つ)(○)
- 経営 (計算に活用すると良い)(○)
という感じで現場感覚でやるのが最強だけどもPCを活用するようなことは非常に便利で良い。私もブログやYouTubeは取り組んできましたが本当に便利になりました。AIそのまんまは話にならないけど文の枠を作ってくれさえすれば私書けます!っていう人にはかなり役立ちますし、広告やPOPなど画像作成はchatGPTが素晴らしいです。
AIが一番役に立ったこと
私が一番助かったと感じたのは、
「考える時間を短縮できたこと」です。
例えばブルーベリー栽培。
私は最初、
「全部ピートモスで植えれば良い。」
と思っていました。
しかし価格を調べると想像以上に高額。
そこでChatGPTへ相談すると、
- 排水性
- 通気性
- pH
- コスト
まで含めて複数の選択肢を提示してくれました。
その結果、
「最初から全部ピートモスにしなくて良かった。」という判断ができました。
現場でブルーベリーを半年ほど栽培し今夏も順調に大きくなっていますが土壌PHは特に異常はありません。
実も落として育成に専念しましたが残った実も甘く充実していました。
土壌はピートモスが高く、軽石とバーク堆肥を混ぜて、追肥にはピートモスとブルーベリーの肥料を混ぜてその上に杉の木や皮を入れて蒸散防止にしています。これらの事を教えてくれたのはAIです。ただし、AIは○○の環境が最適というのでそれに対して自分が考えを巡らせて良い方法を考える事が重要です。
AIは正解を教えてくれるわけではない
ここは誤解されやすい部分です。
AIは何でも正しいわけではありません。
時には古い情報を答えたり、地域に合わない方法を提案することもあります。
だから私は、
AIの回答をそのまま採用することはありません。
実際に現場で確認し、
- 樹の状態
- 土の状態
- 気候
- 過去の経験
と照らし合わせながら判断しています。
なんでも言われるがままAIを使って物事がうまくいくなら世の中は成功者にあふれている状態になると思います。
あくまで基本やアイデア出しのパートナーと思いましょう。
一番感じた変化
昔は分からないことがあると、
「まあ様子を見よう。」
となることが多くありました。
しかし今では、
「まず相談してみよう。」に変わりました。
これだけでも失敗する確率はかなり減ったように感じています。
あとは販売に積極的になれました。
これは非常に重要な事です。
私も普段は整骨院で自分でものを販売するのはラベル作成やPOP制作などとにかく悩んで結局行動が遅かった。しかし、AIに相談してラベル作成やPOPなどが簡単に出来るようになったことでスピード感を持って販売に取り組めるようになりました。
農家だからこそAIを使う価値がある
農業には正解がありません。
同じ品種でも、
- 地域
- 土壌
- 気温
- 雨量
で結果は変わります。
だからこそ、
AIの知識と、自分の経験を組み合わせることが重要だと思います。
経験だけでも足りない。
AIだけでも足りない。
その両方を使うことで、より良い判断ができるようになると思います。

上記画像は令和8年7月25日に都城市関之尾の滝で行われたイベントに参加させて頂きました。
販売商品
- 巣蜜入り蜂蜜
- 蜂蜜
- 蜜蝋ワックス
AIが苦手なこと
半年使って感じた、AIが苦手なこともあります。
実際の状態は見えない
文章だけでは、
- 葉色
- 根の状態
- 匂い
- 水分量
までは分かりません。
写真を添付すると精度は上がりますが、それでも現場には敵いません。
地域特有の事情
例えば宮崎県と北海道では栽培方法が違います。
地域の気候や慣習までは、必ずしも反映されるわけではありません。
最終責任は取れない
AIは提案はできます。
しかし失敗した時の責任は取れません。
だから最後に決めるのは農家自身です。
これからの農業は「AIを使う農家」が強くなると思う
私は、「AIが農家をなくす」とは思っていません。
むしろ、
AIを使いこなす農家と、使わない農家の差が大きくなる。
そんな時代になると感じています。
疑問があればすぐ相談できる。
調べる時間を減らせる。
複数の選択肢を比較できる。
こうした積み重ねが、経営や栽培の改善につながっていくはずです。
私は3代目の農業就農者です。やってて非常に大変です。労働は勿論、考える事も多く災害対応、害獣対応など敵も多いです。だからこそ、少しでも楽に良いものを生産していく事が非常に重要だとおもいます。
まとめ
半年間ChatGPTを使ってきた私の結論です。
AIは農家の代わりにはなりません。
ですが、
24時間相談できる優秀な相棒にはなってくれます。
実際に作業するのは自分。
経験を積むのも自分。
最後に判断するのも自分。
その上で、AIという新しい道具を使うことで、今までよりも効率良く学び、失敗を減らせるようになりました。
これからも私は、現場で試しながらAIと一緒に農業を続けていこうと思います。

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